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家政科 食と栄養コース[食物栄養専攻]

※2025年4月から、短大家政科「食物栄養専攻」は「食と栄養コース」に変わります。

専攻紹介

学科紹介の画像

栄養・食を通じて、人々の健康と幸福に貢献する栄養士を目指す

食と栄養の専門家である栄養士を育成するため、「食」や「健康」に関わる専門知識や理論を深めると同時に、社会で通用する高い技術の習得を目指します。学内の実習ばかりではなく校外実習で実際に給食を提供する業務を経験し、栄養士としての確かな実践力を身につけます。

学びの特徴

専攻のポイント

POINT.1

栄養士として確かな知識と実践力を養う

必要な単位を修得することにより、栄養士免許証を取得することが可能です。短大2年間で着実に力をつけられるように、体系的な授業科目を数多く用意しています。人々の食生活を支える温かい心を持った人材の育成を目指します。

POINT.2

栄養士に必要な能力を6つの分野から学ぶ

専門必修科目は「社会生活と健康」「人体の構造と機能」「食品と衛生」「栄養と健康」「栄養の指導」「給食の運営」で構成され、講義と実験・実習で実践的に学びます。

POINT.3

全国栄養士養成施設協会主催「栄養士実力認定試験」を実施

全国栄養士養成施設協会が主催している、「栄養士実力認定試験」に参加しています。試験結果によって認定証が授与されます。2年間の総まとめとして実力を試すチャンスになっています。

学びのフィールド

専門科目を通して栄養や食に関して深く学ぶことができ、2年間で栄養士免許証を取得できます。実践的な実習も多く用意されているため、社会で即戦力となる実力が身につきます。卒業後は、栄養士の資格や知識を生かし、さまざまな場で活躍できます。

学びのフィールド画像

学びのTOPIC

授業紹介

栄養化学実験

栄養素の化学的特性を学びつつ、定性実験や定量実験を通じて、基礎的な実験技術を理解し習得します。また、食物成分の消化吸収に必要な酵素の活性試験や、栄養素の最終代謝産物である尿の成分検出も行い、体内の代謝について体系的に理解を深めます。

栄養指導論実習

対象者の実態を正しく把握してニーズに応じた栄養指導ができるよう、実態把握の方法を学び、指導案を提案します。身体計測や血圧測定、尿検査、食・栄養に関する質問紙調査を実施して、結果を総合的にアセスメントすることを学びます。

調理学実習I・II

1年次に実習により日本料理、中国料理、西洋料理の調理の基本を学び、2年次は応用として行事食と郷土料理を取り入れ、調理技術の向上を目指します。調理実験も行い、食品の調理特性を学び、調理を科学的に理解します。

カリキュラム

カリキュラム画像

時間割の例

時間割の例の画像

卒業後の進路

主な就職先

【給食委託会社】一冨士フードサービス/エームサービスジャパン/NECライベックス/グランディック/グリーンハウス/コンパスグループ・ジャパン/シダックス/東洋食品/ニッコクトラスト/日清医療食品/日本給食/葉隠勇進/フジ産業/メフォス東日本/LEOC/レパスト【児童福祉】美しが丘保育園/菊川保育園/こぐま保育園/さくらしんまち保育園/杉の子保育会/第二いちご保育園/高砂福祉会/滝の根保育園/チューリップ保育園/東京都済生会中央病院附属乳児院/どろんこ会/花さき保育園/まなざし保育園【病院】赤羽中央総合病院/東北医科薬科大学病院/御代田中央記念病院【老人福祉】いづみケアセンター/桐仁会/宏和会/ニチイケアパレス【食品・外食】柿安本店/神戸屋/国分フードクリエイト/日東富士製粉/日本ケンタッキー・フライド・チキン/ファンケル/ユーハイム【その他】SMC/クリナップ/国分グループ本社/小久保製氷冷蔵/全国農業協同組合連合会(JA全農)/大和冷機工業/東京電力ホールディングス/ホクレン農業協同組合連合会/村中医療器/養命酒製造/横浜信用金庫/リンテック

※過去5年分から抜粋

主な進学先

大妻女子大学家政学部食物学科・ライフデザイン学科、文学部コミュニケーション文化学科、社会情報学部社会情報学科/川村学園女子大学/女子栄養大学/筑波大学

※過去5年分から抜粋

取得できる資格

科目履修で取得できる資格

  • 栄養士免許証

※卒業後、満3年の実務経験を経ることによって、管理栄養士国家試験受験資格が得られます。当専攻卒業生の管理栄養士国家試験合格者数は、栄養士養成施設の中で毎年トップクラスです。

目指せる資格

  • 家庭料理技能検定
  • 秘書技能検定
  • 救命技能認定
  • NR・サプリメントアドバイザー(受験資格)
  • アソシエイト・ホスピタリティ・コーディネータ

卒業生の声

社会福祉法人つくし会 まなざし保育園

宮嵜 菜々子さん食物栄養専攻
2019年3月卒業/東京都立山崎高等学校出身

給食管理の学びや習得した調理技術が保育園児への食事提供に生きています

――食物栄養専攻を選んだ理由を教えてください。

食べることが大好きだったことと、私自身が保育園に通っていた頃、給食の先生と一緒にカップケーキなどを作って親の迎えを待っていた温かい記憶があり、そのような存在になりたいという思いを持っていました。その思いを実現させるために、栄養士の資格を2年で取得できる短大の食物栄養専攻を選びました。

――大妻女子大学短期大学部を選んだ理由を教えてください。

姉が大妻の短期大学部食物栄養専攻を卒業していて、学んだことが仕事ですごく役立っているという話をしてくれました。また、東京の中心地にあるという立地の良さや歴史のある学校というところも魅力に感じ、進学を決めました。

――専攻ではどのようなことを学びましたか。

「給食管理実習」では、工程表作成から食材発注、調理、食券販売まで自ら行います。大量調理施設を使う経験も初めてだったので、分からないことがあると積極的に質問して解決していきました。給食現場の一連の流れを体で覚え、実際の職場で戸惑うことなく仕事のスタートを切ることができました。また、調理室の設備がとても充実していて、見たこともないほど大きな回転釜や最新の調理器具を実際に使ったことは、貴重な経験になりました。

――現在の職場を選んだ理由を教えてください。

保育園の栄養士になりたいという気持ちは早い段階からあったので、2年次の校外実習では、あえて保育園以外の職場も体験して、視野を広げようと考えました。実習先を選ぶために、すでに実習を終えた先輩方の体験談を聞く時間があり、そこでのお話をもとに大企業の社員食堂を選択。事前に想像していた現場とはかなり異なっていたので、改めて保育園で働きたいという気持ちが固まり、現在の職場を選びました。事前に他の職場も体験できたのは良かったです。

――現在の仕事内容を教えてください。

保育園の栄養士として、給食やおやつの献立作成、発注から調理と、子どもたちへの食育を行っています。園では行事をしっかり行っているので、授業で学んだ食文化についての知識や行事食の調理法が役立っています。

――働く上で大切にしていることを教えてください。

ご家庭によって、手作りの食事が少ない、一人で食べることが多いなど、子どもを取り巻く環境はさまざまです。できるだけ早い時期からたくさんの食材にふれることが食への関心につながると考えているので、年少クラスなら野菜のヘタをスタンプにしたり、年長クラスなら野菜や果物の栽培、魚の手開き、食事のマナーを教えたりと、さまざまな切り口での食育に力を入れています。

――今後の目標や抱負を教えてください。

食べやすさや味付けの工夫、アレルギー対応など日々、細心の注意を払うために他園の栄養士の方々と定期的に情報交換しています。将来的には管理栄養士の資格を取得し、多くの知識を仕事に生かしていきたいと考えています。